前回、『塗り忘れ防止レイヤー』を使うことで、実は白色だと思っていた部分が透明だったことが分かりました。
【塗り忘れってなんだ?⇒】ベタ塗りの注意点~塗り忘れ防止レイヤーを作ろう!~
キャラクターの一部が透明のままだと、当然、背景などが透けて見えてしまいます。
この『塗り忘れ』、そもそも始めから忘れずに作業を行えれば効率的ですよね。今回は、塗り忘れが無い作業の進め方を解説します。
始めから塗り忘れが無いようにするには、塗り忘れ防止レイヤーを下に敷いた状態で作業を進めていく方法が簡単かつ確実です。
この時、レイヤーの基本的な仕組みが分かっていないと混乱してしまうかもしれませんので、まだの方は以前の記事を先にお読みください。
【レイヤーってなんだ?と思った方はこちら⇒】レイヤーとはなんだ?基本的な仕組みを解説!
塗り忘れ防止レイヤーを下に敷く手順は以下のようになります。
1、前回の記事『塗り忘れ防止レイヤーを作ろう!』の要領で、塗り忘れ防止レイヤーを作ります。
2、塗り忘れ防止レイヤーをレイヤーの中で一番下に移動させます。塗り忘れ防止レイヤーの<レイヤー3>をタップし薄いグレーにしてから、<↓>をタップし一番下に移動させます。
この時、記事『カメラ機能を使って下書きを取り込もう!』でカメラを使って取り込んだ下絵レイヤーが不要な場合は消してしまいましょう。不必要なレイヤーは無いほうが作業がしやすくなり失敗も減ります。
3、不要な下絵レイヤー、ここでは<レイヤー2>をタップし必ず薄いグレーになるのを確認してください。確認できたら下の<ゴミ箱アイコン>をタップします。
4、『本当に削除してよろしいですか?』の表示が出てきますので、レイヤー番号を確認し<削除>をタップします。
5、編集中のレイヤー『レイヤー1』は<目アイコン>が光り薄いグレー、塗り忘れ防止レイヤー『レイヤー3』は<目アイコン>が光り濃いグレーの状態にします。
6、下の<レイヤーアイコン>をタップし編集画面に戻ります。
これで、塗り忘れ防止レイヤーを下に敷いた状態になりました。しかも不要なレイヤーが無くなりスッキリ分かりやすくなりましたね。
ここから作業を進めていきましょう。
ここから、塗り忘れをしないために『下地塗り』をしていきます。
『下地塗り』に使う色は、キャラクターに使う色の中で最も塗る面積が多い色が良いでしょう。
例えば、4コマ漫画『あいキャッチ』のあいは、白を下地として使います。あとで黒く塗る部分でも、とにかくキャラクター全部を白く塗ってしまいます。
一度に多くの面積を塗りたいので、ここでもやはり『バケツ』を使いましょう。
1、<バケツアイコン>をタップし『色選択バー』の中から<白>をタップします。
※2018年12月のアップデートにより『色選択バー』及び『パレット』の仕様が変わりました。新機能の使用方法はまた別の記事で解説します。
2、ペン入れした絵の各部分をスタイラスペンでタッチしていきます。
3、もし、下の画像のように色が漏れてしまう場合は、以前の記事『バケツと隙間閉じ機能と縮小・拡張機能の使い方』の隙間閉じ機能の使い方を参考にして隙間判定を『5』にしてやり直しましょう。
下地を塗り終わった状態の絵です。
▶下地を塗る動画
下地塗りができた段階で、塗り忘れがないかを確認しましょう。
絵が細かい部分などは、キレイに塗れているようで拡大すると塗り忘れに気が付く場合があります。親指と人差し指を使って拡大して見てみましょう。
例えば、こんな塗り忘れが見つかるかもしれません。ここも白く塗っておきましょう。
このように、塗り忘れ防止レイヤーを敷いて作業することで、作業工程ごとに確認ができるわけです。
完成間近になって塗り忘れに気が付き始めからやり直さなければならないなんてことが起きる心配が無くなるんですね。
下地の塗り忘れの確認と補正ができたら、次は下地以外の色を塗っていきます。あいの場合は黒ですね。
1、<バケツアイコン>をタップし<拡張・縮小アイコン>をタップします。
2、黒い部分が多いあいの重たい感じを緩和するため、以前の記事『バケツと隙間閉じ機能と縮小・拡張機能の使い方』で解説したように『縮小機能』を使います。<縮小>をタップし<スライドバー>をスライドさせ『5px』に合わせます。※隙間閉じが『0』の場合はここで隙間判定を『5』にします。
3、『色選択バー』より<黒>をタップし、黒く塗る部分をスタイラスペンでタッチしていけば完了です。
4、白の下地と黒の柄が塗り終わった絵です。
▶下地の上に柄を塗る動画
例えば、あいの体色は白の下地に黒の柄ですから、あらかじめ白く全体を塗ってしまうのは有効です。
一方で。一色のものを塗る時には下地塗りは必要ありません。
例えば、赤一色の服、黒一色の髪などは、始めからそれぞれの色で塗ってしまえば良いわけです。
ただその時にも『塗り忘れ防止レイヤー』を使って常に塗り忘れの有無をしっかり確認していきましょう!
さて次回は絵描きの総復習!ペン入れ、図形機能、バケツ機能を使って絵を仕上げていきます!
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キャラクターの一部が透明のままだと、当然、背景などが透けて見えてしまいます。
この『塗り忘れ』、そもそも始めから忘れずに作業を行えれば効率的ですよね。今回は、塗り忘れが無い作業の進め方を解説します。
塗り忘れ防止レイヤーを下に敷く
始めから塗り忘れが無いようにするには、塗り忘れ防止レイヤーを下に敷いた状態で作業を進めていく方法が簡単かつ確実です。
この時、レイヤーの基本的な仕組みが分かっていないと混乱してしまうかもしれませんので、まだの方は以前の記事を先にお読みください。
【レイヤーってなんだ?と思った方はこちら⇒】レイヤーとはなんだ?基本的な仕組みを解説!
塗り忘れ防止レイヤーを下に敷く手順は以下のようになります。
1、前回の記事『塗り忘れ防止レイヤーを作ろう!』の要領で、塗り忘れ防止レイヤーを作ります。
2、塗り忘れ防止レイヤーをレイヤーの中で一番下に移動させます。塗り忘れ防止レイヤーの<レイヤー3>をタップし薄いグレーにしてから、<↓>をタップし一番下に移動させます。
この時、記事『カメラ機能を使って下書きを取り込もう!』でカメラを使って取り込んだ下絵レイヤーが不要な場合は消してしまいましょう。不必要なレイヤーは無いほうが作業がしやすくなり失敗も減ります。
3、不要な下絵レイヤー、ここでは<レイヤー2>をタップし必ず薄いグレーになるのを確認してください。確認できたら下の<ゴミ箱アイコン>をタップします。
4、『本当に削除してよろしいですか?』の表示が出てきますので、レイヤー番号を確認し<削除>をタップします。
5、編集中のレイヤー『レイヤー1』は<目アイコン>が光り薄いグレー、塗り忘れ防止レイヤー『レイヤー3』は<目アイコン>が光り濃いグレーの状態にします。
6、下の<レイヤーアイコン>をタップし編集画面に戻ります。
これで、塗り忘れ防止レイヤーを下に敷いた状態になりました。しかも不要なレイヤーが無くなりスッキリ分かりやすくなりましたね。
ここから作業を進めていきましょう。
バケツで下地塗りをする
ここから、塗り忘れをしないために『下地塗り』をしていきます。
『下地塗り』に使う色は、キャラクターに使う色の中で最も塗る面積が多い色が良いでしょう。
例えば、4コマ漫画『あいキャッチ』のあいは、白を下地として使います。あとで黒く塗る部分でも、とにかくキャラクター全部を白く塗ってしまいます。
一度に多くの面積を塗りたいので、ここでもやはり『バケツ』を使いましょう。
1、<バケツアイコン>をタップし『色選択バー』の中から<白>をタップします。
※2018年12月のアップデートにより『色選択バー』及び『パレット』の仕様が変わりました。新機能の使用方法はまた別の記事で解説します。
2、ペン入れした絵の各部分をスタイラスペンでタッチしていきます。
3、もし、下の画像のように色が漏れてしまう場合は、以前の記事『バケツと隙間閉じ機能と縮小・拡張機能の使い方』の隙間閉じ機能の使い方を参考にして隙間判定を『5』にしてやり直しましょう。
下地を塗り終わった状態の絵です。
▶下地を塗る動画
下地以外の色を塗る
下地塗りができた段階で、塗り忘れがないかを確認しましょう。
絵が細かい部分などは、キレイに塗れているようで拡大すると塗り忘れに気が付く場合があります。親指と人差し指を使って拡大して見てみましょう。
例えば、こんな塗り忘れが見つかるかもしれません。ここも白く塗っておきましょう。
このように、塗り忘れ防止レイヤーを敷いて作業することで、作業工程ごとに確認ができるわけです。
完成間近になって塗り忘れに気が付き始めからやり直さなければならないなんてことが起きる心配が無くなるんですね。
下地の塗り忘れの確認と補正ができたら、次は下地以外の色を塗っていきます。あいの場合は黒ですね。
1、<バケツアイコン>をタップし<拡張・縮小アイコン>をタップします。
2、黒い部分が多いあいの重たい感じを緩和するため、以前の記事『バケツと隙間閉じ機能と縮小・拡張機能の使い方』で解説したように『縮小機能』を使います。<縮小>をタップし<スライドバー>をスライドさせ『5px』に合わせます。※隙間閉じが『0』の場合はここで隙間判定を『5』にします。
3、『色選択バー』より<黒>をタップし、黒く塗る部分をスタイラスペンでタッチしていけば完了です。
4、白の下地と黒の柄が塗り終わった絵です。
▶下地の上に柄を塗る動画
下地塗りは必ずしも必要ではない
例えば、あいの体色は白の下地に黒の柄ですから、あらかじめ白く全体を塗ってしまうのは有効です。
一方で。一色のものを塗る時には下地塗りは必要ありません。
例えば、赤一色の服、黒一色の髪などは、始めからそれぞれの色で塗ってしまえば良いわけです。
ただその時にも『塗り忘れ防止レイヤー』を使って常に塗り忘れの有無をしっかり確認していきましょう!
さて次回は絵描きの総復習!ペン入れ、図形機能、バケツ機能を使って絵を仕上げていきます!
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