メディバンペイントで初めてマンガ作成ソフトを経験したあいパパが、1番苦労したのが『レイヤー』という仕組みです。
他の画像編集ソフトなどでレイヤーを扱ったことがある方は問題ないと思いますので、ここでは『レイヤーという言葉を初めて聞いたよ!』という方のために、その基本的な仕組みを解説していきます。
あいパパ自身もレイヤーに付いて全てを理解しているわけではないので、その点はご了承ください。
あくまでも、『あいキャッチ』のような四コマ漫画を作成するのに必要な知識と思ってください。
レイヤーを一言で説明するなら『透明なシート』です。
例えば、レイヤー5枚使用とは、透明なシートを5枚重ねている状態ということです。
下の画像をご覧ください。
あくまでもイメージ図ですが、こんな感じで同じサイズのスケスケの透明シートが重なっている状態です。
メディバンペイントでは、この1枚1枚のシートに部分的な絵を描き最終的に1枚の絵に仕上げていきます。
例えば、次の画像を見てください。
これは、単純な(しかも下手ですみません)リンゴの絵ですが、この絵にはレイヤーが5枚使われています。
ご覧のように、1枚1枚のレイヤーに部分的な絵を描いてそれを重ねているんですね。分かりやすいように、レイヤーを1枚ずつ見ていきましょう。
【レイヤー1】バックとなる茶色で塗りつぶしたレイヤーです。
【レイヤー2】日の丸みたいですが、リンゴ本体です。
【レイヤー3】茎と葉っぱの部分です。
【レイヤー4】リンゴから顔を出す虫さんです。
【レイヤー5】光が当たった照りの部分です。分かりやすいように黒い縁を付けています。
レイヤーが『透明なシートを重ねた状態』であることが分かると、どうやって絵を重ねていけば良いのかが感覚的に分かってきます。
例えば、先のリンゴの絵で1番下になっている茶一色の【レイヤー1】を1番上に持ってきてしまうと、他の絵が一切見えなくなってしまうということが感覚的にお分かりいただけると思います。
このような順番に重ねてしまうと、仕上がりは下の画像のようになってしまいますね。
つまり、人間の目で見た時に手前または上にあるものをより上のレイヤーに、奥または下にあるものをより下のレイヤーに描いていくことになります。
この『レイヤーの順番を変える操作方法』は次回以降の記事で解説します。
【順番を変える方法はこちら】レイヤーの操作方法3~入れ替え、名付け、フォルダー管理、複製~
一度レイヤーに描いて保存した絵は、そのあと簡単に出し入れ、つまり表示させたり隠したりすることが自由にできます。
例えば、先のリンゴの絵で、1番上の照り部分の【レイヤー5】だけを隠して見えないようにすることができます。
【レイヤー5】だけを隠すと仕上がりは下のように照りの無いリンゴになります。
これは、レイヤーそのものを消してしまう訳ではないので、またすぐに照りのレイヤーを表示させることが可能となります。
この辺りのレイヤーの細かい操作方法は次回以降の記事で解説します。
【レイヤーの出し入れの方法はこちら】レイヤーの操作方法1~編集するレイヤーと表示するレイヤーの違い~
あいパパがレイヤーを覚えて最も助かっているのが『いちいち描き直しをしなくて済む』ということです。
例えば、マンガの中で次のような2コマの展開があるとします。
リンゴから虫さんが登場するというシーンです。
これをもしレイヤーを使わないで描く場合を考えてみます。
<レイヤーを使わない場合>
2コマ目を作る時、まず1コマ目のリンゴの絵を複製して2コマ目に張ります。その複製したリンゴに今度は虫さんを描き加えていく必要があります。
その時、サッと一発で虫さんの絵を描くことができれば問題ありませんが、たった虫1匹の絵でも何回も描いたり消したりする必要があるでしょう。
そうなると、必然的に完成されているリンゴの絵も消したり塗ったりと何回も描き直しをしなくてはなりません。
これは、画用紙にリンゴの絵を描いて、そのあとに虫さんの絵を描いていくことを想像していただくと分かりやすいかと思います。
一方。この2コマのマンガを、リンゴと虫さんを別々のレイヤーに描いて作成する場合を考えてみましょう。
<レイヤーを使った場合>
1コマ目では、虫さんの描かれたレイヤーを隠してリンゴだけの絵にします。
【1コマ目】虫の絵のレイヤーを隠します。
そして次に、複製したリンゴの絵に虫さんのレイヤーを表示させることで、リンゴの絵を描き直すことなく簡単に2コマ目を作ることが出来るんです。
【2コマ目】虫の絵のレイヤーを出現させます。
レイヤーを使うことで、リンゴの絵を描き直すことなく虫さんの絵を描き、さらにそれをリンゴの絵に何も影響を与えずに簡単に出し入れすることが出来るわけです。
基本的に、編集画面上では複数のレイヤーを同時に編集することは出来ません。
線を描いたり塗ったりする編集作業はレイヤー1枚ずつ行っていきます。
『あいキャッチ』のようなシンプルな漫画でも、多い時には20枚ほどのレイヤーを使います。複数のレイヤーを扱うと、今どのレイヤーを編集しているのか分からなくなってしまうことがあります。
もし、自分の思っているのと違うレイヤーを編集してしまうと、当然、思ったのとは違う絵になってしまいます。
つまり、レイヤーを使うときに大切なのは....
『自分が今どのレイヤーを編集しているのかを認識すること』
となります。
メディバンペイントで絵を作成する場合、今どのレイヤーを編集しているのかを常に認識しましょう!
これには、レイヤーを使うときの操作方法も関係してきますので、その辺りのことは次回以降の記事で解説します。
【実践的な編集方法はこちら】レイヤーの操作方法2~レイヤー別に色を塗ったり絵を描き加えたりしてみよう!~
レイヤーは、初めてだとその仕組みを理解するまで時間がかかるかもしれませんが、いったん覚えてしまうと非常に便利です。
今回の記事を参考に、まずはその基本的な仕組みを覚えてみて下さい。そして、次回は実際の操作方法、さらに、その他のレイヤーの便利な使い方もおいおい記事にしていきたいと思います。
【手順から記事を検索!便利なトップページ】
他の画像編集ソフトなどでレイヤーを扱ったことがある方は問題ないと思いますので、ここでは『レイヤーという言葉を初めて聞いたよ!』という方のために、その基本的な仕組みを解説していきます。
あいパパ自身もレイヤーに付いて全てを理解しているわけではないので、その点はご了承ください。
あくまでも、『あいキャッチ』のような四コマ漫画を作成するのに必要な知識と思ってください。
5枚のレイヤーを使ったリンゴの絵
レイヤーを一言で説明するなら『透明なシート』です。
例えば、レイヤー5枚使用とは、透明なシートを5枚重ねている状態ということです。
下の画像をご覧ください。
あくまでもイメージ図ですが、こんな感じで同じサイズのスケスケの透明シートが重なっている状態です。
メディバンペイントでは、この1枚1枚のシートに部分的な絵を描き最終的に1枚の絵に仕上げていきます。
例えば、次の画像を見てください。
これは、単純な(しかも下手ですみません)リンゴの絵ですが、この絵にはレイヤーが5枚使われています。
ご覧のように、1枚1枚のレイヤーに部分的な絵を描いてそれを重ねているんですね。分かりやすいように、レイヤーを1枚ずつ見ていきましょう。
【レイヤー1】バックとなる茶色で塗りつぶしたレイヤーです。
【レイヤー2】日の丸みたいですが、リンゴ本体です。
【レイヤー3】茎と葉っぱの部分です。
【レイヤー4】リンゴから顔を出す虫さんです。
【レイヤー5】光が当たった照りの部分です。分かりやすいように黒い縁を付けています。
レイヤーは重ねる順番が大切!
レイヤーが『透明なシートを重ねた状態』であることが分かると、どうやって絵を重ねていけば良いのかが感覚的に分かってきます。
例えば、先のリンゴの絵で1番下になっている茶一色の【レイヤー1】を1番上に持ってきてしまうと、他の絵が一切見えなくなってしまうということが感覚的にお分かりいただけると思います。
このような順番に重ねてしまうと、仕上がりは下の画像のようになってしまいますね。
つまり、人間の目で見た時に手前または上にあるものをより上のレイヤーに、奥または下にあるものをより下のレイヤーに描いていくことになります。
この『レイヤーの順番を変える操作方法』は次回以降の記事で解説します。
【順番を変える方法はこちら】レイヤーの操作方法3~入れ替え、名付け、フォルダー管理、複製~
レイヤーは出し入れが自由!
一度レイヤーに描いて保存した絵は、そのあと簡単に出し入れ、つまり表示させたり隠したりすることが自由にできます。
例えば、先のリンゴの絵で、1番上の照り部分の【レイヤー5】だけを隠して見えないようにすることができます。
【レイヤー5】だけを隠すと仕上がりは下のように照りの無いリンゴになります。
これは、レイヤーそのものを消してしまう訳ではないので、またすぐに照りのレイヤーを表示させることが可能となります。
この辺りのレイヤーの細かい操作方法は次回以降の記事で解説します。
【レイヤーの出し入れの方法はこちら】レイヤーの操作方法1~編集するレイヤーと表示するレイヤーの違い~
なぜレイヤーが必要なのか?
あいパパがレイヤーを覚えて最も助かっているのが『いちいち描き直しをしなくて済む』ということです。
例えば、マンガの中で次のような2コマの展開があるとします。
リンゴから虫さんが登場するというシーンです。
これをもしレイヤーを使わないで描く場合を考えてみます。
<レイヤーを使わない場合>
2コマ目を作る時、まず1コマ目のリンゴの絵を複製して2コマ目に張ります。その複製したリンゴに今度は虫さんを描き加えていく必要があります。
その時、サッと一発で虫さんの絵を描くことができれば問題ありませんが、たった虫1匹の絵でも何回も描いたり消したりする必要があるでしょう。
そうなると、必然的に完成されているリンゴの絵も消したり塗ったりと何回も描き直しをしなくてはなりません。
これは、画用紙にリンゴの絵を描いて、そのあとに虫さんの絵を描いていくことを想像していただくと分かりやすいかと思います。
一方。この2コマのマンガを、リンゴと虫さんを別々のレイヤーに描いて作成する場合を考えてみましょう。
<レイヤーを使った場合>
1コマ目では、虫さんの描かれたレイヤーを隠してリンゴだけの絵にします。
【1コマ目】虫の絵のレイヤーを隠します。
そして次に、複製したリンゴの絵に虫さんのレイヤーを表示させることで、リンゴの絵を描き直すことなく簡単に2コマ目を作ることが出来るんです。
【2コマ目】虫の絵のレイヤーを出現させます。
レイヤーを使うことで、リンゴの絵を描き直すことなく虫さんの絵を描き、さらにそれをリンゴの絵に何も影響を与えずに簡単に出し入れすることが出来るわけです。
レイヤーを使うときの注意点!
基本的に、編集画面上では複数のレイヤーを同時に編集することは出来ません。
線を描いたり塗ったりする編集作業はレイヤー1枚ずつ行っていきます。
『あいキャッチ』のようなシンプルな漫画でも、多い時には20枚ほどのレイヤーを使います。複数のレイヤーを扱うと、今どのレイヤーを編集しているのか分からなくなってしまうことがあります。
もし、自分の思っているのと違うレイヤーを編集してしまうと、当然、思ったのとは違う絵になってしまいます。
つまり、レイヤーを使うときに大切なのは....
『自分が今どのレイヤーを編集しているのかを認識すること』
となります。
メディバンペイントで絵を作成する場合、今どのレイヤーを編集しているのかを常に認識しましょう!
これには、レイヤーを使うときの操作方法も関係してきますので、その辺りのことは次回以降の記事で解説します。
【実践的な編集方法はこちら】レイヤーの操作方法2~レイヤー別に色を塗ったり絵を描き加えたりしてみよう!~
レイヤーは、初めてだとその仕組みを理解するまで時間がかかるかもしれませんが、いったん覚えてしまうと非常に便利です。
今回の記事を参考に、まずはその基本的な仕組みを覚えてみて下さい。そして、次回は実際の操作方法、さらに、その他のレイヤーの便利な使い方もおいおい記事にしていきたいと思います。
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