前回、漫画の個性を決める大切なペンの種類・色・太さを決めていきました。

今回は、そのペンを使って実際に線を描いていきましょう!

【まだの方はこちらも参考に⇒】ペン入れ前の大事な作業~ペンの種類と色と太さを決めよう!~


下書きをカメラで取り込む


『あいキャッチ』でのペン入れは、まず娘の下書きをタブレットのカメラを使ってメディバンペイントに取り込んでから行います。

その手順は以前の記事を参考にしてください。

【下書きを取り込む方法はこちら⇒】カメラ機能を使って下書きを取り込もう!


カメラでの取り込みが成功すると、下のような状態になります。赤線で囲ったレイヤーが取り込んだ下書きです。これを下絵にして作業を進めます。
取り込み09


ただ、この状態のままでは、レイヤーの順番が

上:カメラで取り込んだ下絵(レイヤー2)

下:ペン入れをするキャンバス(レイヤー1)


となってしまい、下絵の方が上になってしまいますね。レイヤーの順番を変えて下絵をキャンバスの下に持っていきましょう。

【レイヤーの入れ替えの方法はこちら⇒】レイヤーの操作方法3~入れ替え、名付け、フォルダー管理、複製~


詳細は上記のリンク先の記事に書きましたが、ここで簡単にレイヤーの入れ替えを復習します。

1、『レイヤー管理画面』<レイヤー2>をタップします。すると、選んだレイヤーが薄いグレーになり設定アイコンが表示されます。
ペン入れ方法02


2、あとは、<↓>をタップし、レイヤー2をレイヤー1の下に移動させます。
ペン入れ方法03


3、順番が入れ替わったら、<ペン入れしたいレイヤー1>をタップします。レイヤー1が薄いグレーになり設定アイコンが表示されたことを確認してください。
ペン入れ方法04


これで、レイヤーの順番が

上:ペン入れをするキャンバス(レイヤー1)

下:カメラで取り込んだ下絵(レイヤー2)


となり、それぞれ適正な位置になりました。ペン入れの準備が完了です。

【レイヤーがよく分からない方はこちら⇒】レイヤーとはなんだ?基本的な仕組みを解説!


ペン入れ


ペン入れの前に、もう1度レイヤーの状態を確認しましょう!

これを怠ると『せっかくペン入れしたのにキャンバスに描かれてない!』なんて事故が発生します。(あいパパもいまだにやっちゃいます...)

下の画像のように、レイヤー1,2ともに目アイコンが光り、レイヤー1が薄いグレー設定アイコンが表示されている状態なら大丈夫です!
ペン入れ方法05



さあ、ペンを入れていきましょう!

1、レイヤーの確認が出来たら<レイヤーアイコン>をタップして編集画面に戻ります。
ペン入れ方法06


2、<ペンアイコン>(上下どちらのアイコンでも大丈夫です)をタップします。前回の記事の要領でペンの種類、色、太さを決めます。あいパパは、種類『ペン』、色『黒』、太さ『16px』にしました。(ここからタブレットの画面になります)
ペン入れ方法07


3、スタイラスペンを使って紙に線を描くようにペンを入れていきます。
IMG_20181124_100240


【スタイラスペンについてはこちら⇒】インスタに四コマ漫画をアップするのに必要なもの


4、編集画面で、画面を親指と人差し指でスライドして広げると拡大されます。細かい部分は下絵を拡大してペン入れをしましょう。
ペン入れ方法09



ペン入れ方法10



ペン入れした線を消す


ペン入れは失敗しても大丈夫!『やり直し』や『消しゴム』で簡単に線を消すことが出来ます。

【やり直しで消す】

1、失敗したら<やり直しアイコン>をタップすればやり直しできます。ただ、スタイラスペンを画面に付けたまま一筆書きした部分は一気に消えてしまいますので、注意が必要です。
ペン入れ方法11



【消しゴムで消す】

1、やり直しではなく、少しだけ線を消したいときには『消しゴム機能』が便利です。編集画面の<消しゴムアイコン>をタップします。(上下どちらのアイコンでも大丈夫です)
ペン入れ方法12


2、編集画面上下の『消しゴムアイコン』が光ります。消しゴムの大きさを決めるのは、ペンの太さを決めた時と同じです。『色選択バー』<数字+px>の部分を上下にスライドさせて適当な消しゴムの大きさにして使いましょう。(消しゴムは50pxぐらいの大きさが使いやすいです)
ペン入れ方法13


3、消しゴムアイコンが光っている間は、スタイラスペンが消しゴムとなります。消したい部分をなぞれば線が消えます。消しすぎてしまっても、<やり直しアイコン>をタップすれば線が復活しますのでご安心ください。
ペン入れ方法14



ペンの色を変える


ペン入れの時に違う色で線を引きたい場合があります。例えば『口』を赤にしたい時などです。

こんな時には、『色選択バー』に口の色に使う赤を登録しておくと便利です。

【色の作り方と登録方法はこちら⇒】ペン入れ前の大事な作業~ペンの種類と色と太さを決めよう!~


1、編集画面の『色選択バー』から<口の色として登録した赤>をタップします。
ペン入れ方法15


2、これで、スタイラスペンで描く線が赤になりますので、あいの口を描きます。
ペン入れ方法16



場所によってペンの太さを変える


『あいキャッチ』では、絵の外側の線は<16px>の太さのペンを使い、内側の細かい部分は<10px>程度の細い線でペンを入れています。

もちろん、絵の大きさやキャラクターによってペンの太さも変わりますが、外側の線を太く、内側の線を細く、という基本は同じにしています。
ペン入れ方法17



細かい部分のペン入れをする


大体のペン入れが出来上がったら、次は下絵を外して細かい部分を仕上げていきます。

1、編集画面から<レイヤーアイコン>をタップします。
ペン入れ方法18


2、<レイヤー2(下絵)の目アイコン>をタップします。目アイコンが消えたのを確認したら<レイヤーアイコン>をタップして編集画面に戻りましょう。
ペン入れ方法19


3、下絵が表示されなくなりました。下絵がある状態では分り難かった細部をこの状態で仕上げていきます。ペンや消しゴム、拡大機能を駆使していきましょう。
ペン入れ方法20



目などは図形機能を使う


以上でフリーハンドでのペン入れに必要な操作や作業の解説は終了です。

ただ、漫画の中にはフリーハンドでは描くのが難しい線が必要な場合があります。

例えば、今回のあいの絵では、目や肉球の『楕円』です。あるいは、建物や家具、鳥カゴなど『直線』を引きたい場合も多々ありますね

これら、フリーハンドでは難しい線の場合、『図形機能』を使うことでキレイにしかも効率的に描くことが可能となります。

次回は、その図形機能について解説します。



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