インスタに四コマ漫画をアップする方法~メディバンペイントの使い方~

四コマ漫画『あいキャッチ』の運営者<あいのパパ>です。知識ゼロからメディバンペイントの使い方を勉強し漫画を描いています。四コマ漫画を作成しインスタにアップするまでの方法を手順に沿って解説していきます。

マンガ作成からアップまでの手順

いろいろな機能を使って絵を仕上げよう!~ペン・バケツ・図形機能~

前回まで、下絵をもとにペン入れをし、色を作り、バケツによるベタ塗りで大まかな絵を描いてきました。

今回は更に、これまで解説してきた機能を使って絵を仕上げていきましょう!


仕上げに必要な機能


これまでに作品の例として描いてきたキャラクター『あい』を仕上げてみました。

絵の仕上げ01


仕上げに必要な機能やテクニックは以下の4つです。

ペンによる線入れ
パレット機能による色づくり
ベタ塗り図形機能(円・四角)
バケツ機能によるベタ塗り



これらの機能がどのように使われているか、あいの絵を例に見ていきましょう。


目をベタ塗り図形で描く


あいの目のアップです。

絵の仕上げ02


目を描く手順は以下のようになります。

1、ベタ塗り図形の『円 白』で目の外側を描きます。

2、ベタ塗り図形の『円 茶』で1で描いた円の中に目の中を描きます。

3、ベタ塗り図形の『円 黒』で2で描いた円の中に黒目を描きます。

4、ベタ塗り図形の『四角 白』で光を描きます。


絵の仕上げ03


工程にするとたった4つですが、実際に作業すると、なかなか思うようなところに円が描けずに何回もやり直すことになります。

最終的にバランスの取れた目の大きさや位置にするのは、結構大変な作業です。

目はキャラクターの命です。メディバンペイントには『やり直し機能』がありますから、納得いくまで何回もトライしてみてください。

※管理画面左下の<やり直しアイコン>を1回タップするごとに直近の作業をする前の状態に戻ります。
絵の仕上げ08


頬っぺたや肉球をベタ塗り図形で描く


娘の描くキャラクターは何故か必ず頬っぺたがあります。それも1つの特徴として、そのまま『あいキャッチ』の全キャラクターにピンクの頬っぺたを描いています。(オカメインコは除く)

絵の仕上げ04



また、肉球も犬のキャラクターには必需品ですね。肉球も頬っぺた同様、ベタ塗り図形の円を使って描いています。

絵の仕上げ05



首輪はペン入れしベタ塗りする


前回までの段階では首輪は描かれていませんでしたので、ここで描き加えてみましょう。

1、ペンを色『黒』、太さ『16px』にして首輪の輪郭を付け加えます。

2、バケツアイコンをタップし色選択バーより『赤』を選択して首輪の中をベタ塗りします。


絵の仕上げ06



名札をベタ塗り図形とペンで描く


首輪が付いたので、名札を描き入れてみましょう。

1、ベタ塗り図形の円『グレー』で首輪の下に名札を描きます。

2、ペンを色『白』、太さ『12px』にして名前を手書きします。


絵の仕上げ07



最終的なチェック


以上で仕上げは終わりですが、最終的に絵を拡大して細かい部分を修正していきます。

ただこの時、あまり細かいところまで丁寧に修正していると時間ばかりかかってしまいます。例として描いているあいの絵も、四コマ漫画になるとだいぶ小さく表示されます。

そうなれば、粗は目立ち難くいでしょう。

修正はほどほどに、粗もまた絵の個性と割り切りましょう

また、今回仕上げに使った機能や色やペンの太さなどは、当然キャラクターや絵の大きさによって変わっていきます。

あなた自身の感性で、使う機能、使う色や太さを選んで、キャラクターに個性を与えてあげてください!



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塗り忘れ無し!始めから色をキレイにベタ塗りする方法

前回、『塗り忘れ防止レイヤー』を使うことで、実は白色だと思っていた部分が透明だったことが分かりました。

【塗り忘れってなんだ?⇒】ベタ塗りの注意点~塗り忘れ防止レイヤーを作ろう!~


キャラクターの一部が透明のままだと、当然、背景などが透けて見えてしまいます。

この『塗り忘れ』、そもそも始めから忘れずに作業を行えれば効率的ですよね。今回は、塗り忘れが無い作業の進め方を解説します。


塗り忘れ防止レイヤーを下に敷く


始めから塗り忘れが無いようにするには、塗り忘れ防止レイヤー下に敷いた状態で作業を進めていく方法が簡単かつ確実です。

この時、レイヤーの基本的な仕組みが分かっていないと混乱してしまうかもしれませんので、まだの方は以前の記事を先にお読みください。

【レイヤーってなんだ?と思った方はこちら⇒】レイヤーとはなんだ?基本的な仕組みを解説!


塗り忘れ防止レイヤーを下に敷く手順は以下のようになります。

1、前回の記事『塗り忘れ防止レイヤーを作ろう!』の要領で、塗り忘れ防止レイヤーを作ります。
塗り忘れ防止01


2、塗り忘れ防止レイヤーをレイヤーの中で一番下に移動させます。塗り忘れ防止レイヤーの<レイヤー3>をタップし薄いグレーにしてから、<↓>をタップし一番下に移動させます。
塗り忘れ防止02


この時、記事『カメラ機能を使って下書きを取り込もう!』でカメラを使って取り込んだ下絵レイヤーが不要な場合は消してしまいましょう。不必要なレイヤーは無いほうが作業がしやすくなり失敗も減ります

3、不要な下絵レイヤー、ここでは<レイヤー2>をタップし必ず薄いグレーになるのを確認してください。確認できたら下の<ゴミ箱アイコン>をタップします。
塗り忘れ防止03


4、『本当に削除してよろしいですか?』の表示が出てきますので、レイヤー番号を確認し<削除>をタップします。
塗り忘れ防止04


5、編集中のレイヤー『レイヤー1』は<目アイコン>が光り薄いグレー、塗り忘れ防止レイヤー『レイヤー3』は<目アイコン>が光り濃いグレーの状態にします。
塗り忘れ防止05


6、下の<レイヤーアイコン>をタップし編集画面に戻ります。
塗り忘れ防止06



これで、塗り忘れ防止レイヤーを下に敷いた状態になりました。しかも不要なレイヤーが無くなりスッキリ分かりやすくなりましたね。

ここから作業を進めていきましょう。


バケツで下地塗りをする


ここから、塗り忘れをしないために『下地塗り』をしていきます。

『下地塗り』に使う色は、キャラクターに使う色の中で最も塗る面積が多い色が良いでしょう。

例えば、4コマ漫画『あいキャッチ』あいは、白を下地として使います。あとで黒く塗る部分でも、とにかくキャラクター全部を白く塗ってしまいます

一度に多くの面積を塗りたいので、ここでもやはり『バケツ』を使いましょう。

1、<バケツアイコン>をタップし『色選択バー』の中から<白>をタップします。
塗り忘れ防止07

※2018年12月のアップデートにより『色選択バー』及び『パレット』の仕様が変わりました。新機能の使用方法はまた別の記事で解説します。


2、ペン入れした絵の各部分をスタイラスペンでタッチしていきます。
塗り忘れ防止09


3、もし、下の画像のように色が漏れてしまう場合は、以前の記事『バケツと隙間閉じ機能と縮小・拡張機能の使い方』の隙間閉じ機能の使い方を参考にして隙間判定を『5』にしてやり直しましょう。
塗り忘れ防止08


下地を塗り終わった状態の絵です。
塗り忘れ防止15


下地を塗る動画




下地以外の色を塗る


下地塗りができた段階で、塗り忘れがないかを確認しましょう。

絵が細かい部分などは、キレイに塗れているようで拡大すると塗り忘れに気が付く場合があります。親指と人差し指を使って拡大して見てみましょう。
ペン入れ方法09


例えば、こんな塗り忘れが見つかるかもしれません。ここも白く塗っておきましょう。
塗り忘れ防止10


このように、塗り忘れ防止レイヤーを敷いて作業することで、作業工程ごとに確認ができるわけです。

完成間近になって塗り忘れに気が付き始めからやり直さなければならないなんてことが起きる心配が無くなるんですね。


下地の塗り忘れの確認と補正ができたら、次は下地以外の色を塗っていきます。あいの場合は黒ですね。

1、<バケツアイコン>をタップし<拡張・縮小アイコン>をタップします。
塗り忘れ防止11


2、黒い部分が多いあいの重たい感じを緩和するため、以前の記事『バケツと隙間閉じ機能と縮小・拡張機能の使い方』で解説したように『縮小機能』を使います。<縮小>をタップし<スライドバー>をスライドさせ『5px』に合わせます。※隙間閉じが『0』の場合はここで隙間判定を『5』にします。
塗り忘れ防止12


3、『色選択バー』より<黒>をタップし、黒く塗る部分をスタイラスペンでタッチしていけば完了です。
塗り忘れ防止13


4、白の下地と黒の柄が塗り終わった絵です。
塗り忘れ防止14


下地の上に柄を塗る動画




下地塗りは必ずしも必要ではない


例えば、あいの体色は白の下地に黒の柄ですから、あらかじめ白く全体を塗ってしまうのは有効です。

一方で。一色のものを塗る時には下地塗りは必要ありません

例えば、赤一色の服、黒一色の髪などは、始めからそれぞれの色で塗ってしまえば良いわけです。

ただその時にも『塗り忘れ防止レイヤー』を使って常に塗り忘れの有無をしっかり確認していきましょう!

さて次回は絵描きの総復習!ペン入れ、図形機能、バケツ機能を使って絵を仕上げていきます!



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ベタ塗りの注意点~塗り忘れ防止レイヤーを作ろう!~

前回、バケツによるイロイロなベタ塗りの方法を解説しました。

【バケツを覚えて効率化!】効率的に色付けするベタ塗りのやり方~バケツと隙間閉じ機能と縮小・拡張機能の使い方~


メディバンペイントでは、ベタ塗り1つとっても多彩な表現ができますね、前回解説した方法の他にも様々な色塗りのやり方があります。詳しく勉強したい方は公式のサイトを参考にしてください。

【メディバンペイント公式サイト】パソコン、タブレット、スマートフォンで絵が描ける


さて今回は、色塗り、とくに前回のベタ塗りを行う際に非常に大切な作業『塗り忘れ防止』の解説です。

あいパパは始め、この作業の意味がよく分からなかったのですが、四コマ漫画を描いていく内に「なるほど~」と納得し、さらに自分なりにやりやすい方法を考えました。

今回はその非常に大切な『塗り忘れ防止』を解説します。


『塗り忘れ』とは?


塗り忘れがどういうものか、まずは実際に見てみましょう。

1、こちらは、下絵をもとにペン入れをした絵です。以前の記事『下絵を使ったペン入れのコツと消しゴム機能を使った修正方法』で作業を進めたものです。
塗り忘れ01


2、この絵に、前回の記事『効率的に色付けするベタ塗りのやり方~バケツと隙間閉じ機能と縮小・拡張機能の使い方~』で解説した方法で黒をベタ塗りしたのがこちらです。
塗り忘れ02


この状態で、黒と白の毛色のボーダーコリーとしては色塗りが完成したように見えます。あとは目や肉球を描き足していけばOKみたいな。

では、『塗り忘れ』を確認してみましょう。

3、<レイヤーアイコン>をタップします。
塗り忘れ03


4、『レイヤー管理画面』が表示されますので<+>をタップします。
塗り忘れ04


5、『追加できるレイヤーの種類』が表示されますので、<カラーレイヤー>をタップします。
塗り忘れ05


6、すると、レイヤー管理画面に『新しいレイヤー』が追加されているのが分かります。(ここではレイヤー3)
塗り忘れ06


この新しく加えたレイヤーを『塗り忘れ防止レイヤー』としていきます。

この時、レイヤーの仕組みを理解していないと頭の中が混乱してしまうので、ぜひまだの方はレイヤーの基礎知識の記事をお読みください。

【必ず覚えよう!レイヤーの基礎知識】レイヤーとはなんだ?基本的な仕組みを解説!


『塗り忘れ防止レイヤー』を作る


1、新しく追加した『塗り忘れ防止レイヤー』をペン入れした絵の下に移動させます。<レイヤー3>をタップして薄いグレーにし、<↓>をタップします。
塗り忘れ07


2、編集画面に『塗り忘れ防止レイヤー』のみを表示したいので、それ以外のレイヤーの<目アイコン>をタップし、目の光を消します。
塗り忘れ08


3、<レイヤーアイコン>をタップし、編集画面に戻ります。
塗り忘れ09


4、編集画面上の<バケツアイコン>をタップし、『色選択バー』から<あまり使わなくてなるべく明るい色>を選択しタップします。
塗り忘れ10


この状態で管理画面上のレイヤーをタップすれば、レイヤーは1色に塗られます。あいパパは『塗り忘れ防止レイヤー』用に明るいブルーを作って使っています。

【色の作り方はこちら⇒】ペン入れ前の大事な作業~ペンの種類と色と太さを決めよう!~


塗り忘れ防止レイヤーを一色に塗る動画




『塗り忘れ防止レイヤー』で塗り忘れを確認!


これで『塗り忘れ防止レイヤー』が出来ました。いよいよ塗り忘れが無いか確認してみましょう!

1、<レイヤーアイコン>をタップします。
塗り忘れ11


2、ペン入れをしたレイヤー1を表示させ編集できる状態にするため、<目アイコン>をタップし目を光らせ、<レイヤー1>をタップして薄いグレーにします。
塗り忘れ12


3、<レイヤーアイコン>をタップして編集画面に戻ると...
塗り忘れ13


ご覧のように、白色だと思っていた部分が実は『透明』だったのが分かります。

前回、重たい感じを緩和するために『縮小機能』を使って作った、線と黒のベタ塗りの間に作った隙間も透明ですね。

つまり、『塗り忘れ防止レイヤー』が透けて見える部分は全て色を塗り忘れていたわけです。

この状態で漫画を作成していくと、例えば背景のあるコマでは、この塗り忘れ部分から背景が透けて見えてしまうことになります。

塗り忘れをしないためには、『塗り忘れ防止レイヤー』を色を塗り始める時から使っていく必要があるわけです。

その方法は次回解説します。



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効率的に色付けするベタ塗りのやり方~バケツと隙間閉じ機能と縮小・拡張機能の使い方~

前回まで、下絵をもとにペン入れ作業をしてきました。

【ペン入れの3つの作業】
ペン入れ前の大事な作業~ペンの種類と色と太さを決めよう!~
下絵を使ったペン入れのコツと消しゴム機能を使った修正方法
直線・四角・円をきれいに描こう!~図形機能と定規機能の使い方~


さぁ今回からいよいよ絵に色を付けていきます。

と言っても、あいキャッチでの色付けは『バケツアイコンによるベタ塗り』がその大半を占めます。

ここでは、バケツアイコンによるベタ塗りの方法と注意点を解説します。


バケツアイコンを使って一気に塗る


実際に、適当にペンで描いた絵をベタ塗りしてみましょう。

1、編集画面から<ペンアイコン>をタップし、『色選択バー』<ペンの色><ペンの太さ>を決定する
ベタ塗り01


2、適当にペンで絵を描いてみました。
ベタ塗り02


3、編集画面上の<バケツアイコン>をタップします。
ベタ塗り03


4、『色選択バー』から<塗りたい色>をタップします。
ベタ塗り04


あとは、ベタ塗りしたい部分をスタイラスペンでタッチすれば一瞬で色が付きます。

黒く塗る動画



あっと、色が漏れてキャンバスが真っ黒になってしまいした!インク漏れ状態です!

でも慌てる必要はありません。編集画面下の<やり直しアイコン>を1回タップすれば色を塗る前に戻ります。
ベタ塗り06



インク漏れの原因と対策


なぜインク漏れが起きてしまったのか...

実は、ペンで描いた絵に隙間が開いていたからなんです。つまり、隙間からインクが漏れ出してしまったんですね。
ベタ塗り05


インク漏れを解決する方法は2つあります。

1、隙間をなくす

2、『隙間閉じ機能』を使う




【1、隙間をなくす】

隙間からインクが漏れてしまうので隙間をなくせば解決します。<ペンアイコン>をタップして、絵の隙間を探して線を描き足しましょう。※絵をアップにすると作業がしやすいです。
ベタ塗り07


これで、先ほどの手順と同じように<バケツアイコン>を使ってキレイにベタ塗りできます。
ベタ塗り17

ただ、小さな隙間だと見つけるのが困難だったり、いくつもの隙間をつなげる作業は面倒です。そんな時には『隙間閉じ機能』を使いましょう。


【2、隙間閉じ機能を使う】

『隙間閉じ機能』はメディパンペイントの新しい機能です。

『多少の隙間ならインク漏れせず塗れる』とういう非常に便利な機能です。

1、<バケツアイコン>をタップし、『色選択バー』から<塗りたい色>をタップします。
ベタ塗り12


2、<隙間閉じアイコン>をタップします。
ベタ塗り08


3、『隙間判定』0~5まで調節ができます。<隙間判定ゲージ>をスライドさせ『5』にしてみましょう。設定が終わったらもう1度<隙間閉じアイコン>をタップします。
ベタ塗り09


この状態で、塗りたい部分をスタイラスペンでタッチします。すると...

隙間閉じ機能を使って塗る動画



先ほどはインク漏れしてしまった絵も、漏れなくキレイに塗れました!

もし『隙間判定』の値を<5>にしてもインク漏れする場合は、隙間が大きすぎる状態です。その場合は、ペンで隙間をなくしていきましょう。


少し分かりにくい拡張と縮小


ボーダーコリーのあいは、黒と白の毛色です。

黒の部分が多いので、ベタ塗りすると何だか重い感じになってしまいます。

この『何だか重い感じ』を緩和するため、あいパパは『縮小機能』を使っています。

1、<バケツアイコン>をタップし、『色選択バー』から<塗りたい色>をタップします。
ベタ塗り12


2、<拡張>または<縮小>をタップします。※拡張か縮小かの表示は、直近の最後の作業によって変わります。
ベタ塗り10


3、<縮小>にチェックを入れ、<縮小ゲージ>をスライドさせて『5』にします。設定が終わったらもう1度<拡張・縮小アイコン>をタップします。
ベタ塗り11


これで、先ほどの絵をベタ塗してみましょう。

縮小機能を使って塗る動画



拡大するとペン入れの線とベタ塗りの黒色との間に細い隙間ができているのがよくわかりますね。
ベタ塗り13


つまり、『色が塗られる部分が線よりも縮小される』ということなんです。

この塗り方の方がベタッとした重い感じがしないので、あいパパは好きです。

あいの体を塗る時には、常にこの縮小機能を使っています。


また、拡張機能では、縮小とは逆にペン入れの線よりも拡張して(はみ出して)色が塗られます

1、上記手順3で<拡張>を選びチェックを入れます。<拡張ゲージ>をスライドさせて『20px』にしてみましょう。設定が終わったらもう1度<拡張・縮小アイコン>をタップします。
ベタ塗り14


2、色は肌色にしてみます。
ベタ塗り15


拡張機能を使って塗る動画



これで塗ると、色が外側の線をはみ出し、まるで筆に絵の具をベットリ付けて塗ったような風合いになりますね。
Screenshot_2018-12-07-12-53-55



着色も漫画の特徴を決める大切な要素


ペン入れも漫画の特徴を左右する非常に大切な作業でしたが、色塗りも同じです。

ベタ塗りというシンプルな色の塗り方でも、メディバンペイントのいろいろな機能を使うことで絵をさまざまな風合いに仕上げることが出来ます。

しかも、バケツアイコンを使ったベタ塗りは、一瞬で着色するので時間短縮にもなりますね。

ぜひ、ベタ塗りのいろいろな機能を試してみて、あなただけのオリジナリティあふれる作品にしてください!



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直線・四角・円をきれいに描こう!~図形機能と定規機能の使い方~

前回、フリーハンドでのペン入れの方法をご説明しました。

【ペン入れのやり方はこちら⇒】下絵を使ったペン入れのコツと消しゴム機能を使った修正方法


『あいキャッチ』に登場するのは人物や動物が主ですから、ペン入れはフリーハンドだけで大丈夫な感じもしますが、実は直線や四角や円などの図形もよく使います。

直線は、建物や人工物。特に、鳥カゴは平行線を何本も引かなければなりません。

四角や円は、目や頬っぺた。目は円や楕円ですし、目の中の光は四角で描いています。

※図形を使った例(鳥カゴ・オカメインコの頬っぺたと目)
図形定規01


直線や四角や円などが描ける『図形機能』を覚えると、描けるものが多くなり、さらに効率もアップします。

ぜひ図形の描き方を覚えましょう!


図形の描き方


ここでは『図形機能』の中から

『直線の描き方』
『四角の描き方』
『円の描き方』


を解説します。今回は動画も入れてみましたので参考にしてください。


【直線の描き方】

1、編集画面の一番上『メニューバー』より<図形アイコン>をタップします。
※図形アイコンは前の作業の状態によって絵が四角だったり円だったりします。消しゴムアイコンの右横にあるのが図形アイコンです。
図形定規02


2、図形アイコンが隠れている場合は、『メニューバー』をスライドさせてください。
図形定規03


3、『図形メニュー』が開くので<直線アイコン>をタップします。
図形定規04


4、『色選択バー』<FAV>の中から線の色を選びタップし、<数字+px>をスライドさせて線の太さを決めます。
図形定規13

※ペンの色の作り方や太さの決め方については下の記事を参考にしてください。

【お気に入りの色を登録して効率アップ!⇒】ペン入れ前の大事な作業~ペンの種類と色と太さを決めよう!~


これで、スタイラスペンで適当に描いた線が全てきれいな直線に描かれます。

直線を引く動画




【四角の描き方】

1、編集画面の上の『メニューバー』より<図形アイコン>をタップします。
図形定規02


2、『図形メニュー』から<四角アイコン>をタップし、『色選択バー』<線の色と太さ>を決めます。
図形定規05


四角の描き方は、最初にスタイラスペンを置いた場所が四角の1つの角になり、スタイラスペンを動かした先が対角線上の角になります。

四角を描く動画




【円の描き方】

1、編集画面の上の『メニューバー』より<図形アイコン>をタップします。
図形定規02


2、『図形メニュー』から<円アイコン>をタップし、『色選択バー』<線の色と太さ>を決めます。
図形定規06


円の描き方は、最初にスタイラスペンを置いた場所から円を引っ張るようにして描きます。楕円を含めいろいろな円が描けますが、少し慣れが必要でしょう。

円を描く動画




ベタ塗り図形の描き方


これまで解説してきたのは図形の外側の線のみを描く方法です。

ですから、上記の方法で描いた四角や円に色を塗りたい場合は、『バケツアイコン』を使うなどして後から着色しなければなりません。

もし図形をベタ塗りするのであれば、図形を描いた時点ですでに色が塗られている『ベタ塗り図形』を使うのが便利です。

1、編集画面の上の『メニューバー』から<ベタ塗り図形アイコン>をタップします。
図形定規07


2、『図形メニュー』が開きますので、<描きたい図形>を選びタップします。
図形定規08


3、図形の色を『色選択バー』<FAV>の中からタップして選びます。
図形定規09


あとは、四角や円を描く時と同じ要領でスタイラスペンを操作すれば、ベタ塗りされた図形を描くことが出来ます。

ベタ塗り図形を描く動画




平行線や直角に交わる線の描き方


『図形機能』でキレイな直線を描けたとしても、平行線や直角に交わる線を描くのはやはり難しいです。

そんな時は『定規機能』を使ってみましょう。

非常に簡単に平行線や直角に交わる線が描けるんです!


1、編集画面の上の『メニューバー』より<ペンアイコン>をタップします。
図形定規10


2、『定規メニュー』から<平行・直角線アイコン>をタップし、『色選択バー』<線の色と太さ>を決めます。
図形定規11


これで、描く線が全て平行線か直角に交わる線となります。

平行線・直角に交わる線を描く動画



3、定規機能を解除する時には、『定規メニュー』から<off>をタップします。
図形定規12



図形機能はとっても便利!


もちろん、さまざまな漫画の形態がありますから、全ての漫画に図形機能が必要という訳ではないでしょう。

ただ、図形機能を覚えると描ける絵がグッと広がるのも確かです。

直線1つ取っても、フリーハンドではキレイに描くのは至難の業です。ぜひ図形機能を覚えて効率よく仕上げていきましょう!

次回は、いよいよ色塗りに入っていきます!


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下絵を使ったペン入れのコツと消しゴム機能を使った修正方法

前回、漫画の個性を決める大切なペンの種類・色・太さを決めていきました。

今回は、そのペンを使って実際に線を描いていきましょう!

【まだの方はこちらも参考に⇒】ペン入れ前の大事な作業~ペンの種類と色と太さを決めよう!~


下書きをカメラで取り込む


『あいキャッチ』でのペン入れは、まず娘の下書きをタブレットのカメラを使ってメディバンペイントに取り込んでから行います。

その手順は以前の記事を参考にしてください。

【下書きを取り込む方法はこちら⇒】カメラ機能を使って下書きを取り込もう!


カメラでの取り込みが成功すると、下のような状態になります。赤線で囲ったレイヤーが取り込んだ下書きです。これを下絵にして作業を進めます。
取り込み09


ただ、この状態のままでは、レイヤーの順番が

上:カメラで取り込んだ下絵(レイヤー2)

下:ペン入れをするキャンバス(レイヤー1)


となってしまい、下絵の方が上になってしまいますね。レイヤーの順番を変えて下絵をキャンバスの下に持っていきましょう。

【レイヤーの入れ替えの方法はこちら⇒】レイヤーの操作方法3~入れ替え、名付け、フォルダー管理、複製~


詳細は上記のリンク先の記事に書きましたが、ここで簡単にレイヤーの入れ替えを復習します。

1、『レイヤー管理画面』<レイヤー2>をタップします。すると、選んだレイヤーが薄いグレーになり設定アイコンが表示されます。
ペン入れ方法02


2、あとは、<↓>をタップし、レイヤー2をレイヤー1の下に移動させます。
ペン入れ方法03


3、順番が入れ替わったら、<ペン入れしたいレイヤー1>をタップします。レイヤー1が薄いグレーになり設定アイコンが表示されたことを確認してください。
ペン入れ方法04


これで、レイヤーの順番が

上:ペン入れをするキャンバス(レイヤー1)

下:カメラで取り込んだ下絵(レイヤー2)


となり、それぞれ適正な位置になりました。ペン入れの準備が完了です。

【レイヤーがよく分からない方はこちら⇒】レイヤーとはなんだ?基本的な仕組みを解説!


ペン入れ


ペン入れの前に、もう1度レイヤーの状態を確認しましょう!

これを怠ると『せっかくペン入れしたのにキャンバスに描かれてない!』なんて事故が発生します。(あいパパもいまだにやっちゃいます...)

下の画像のように、レイヤー1,2ともに目アイコンが光り、レイヤー1が薄いグレー設定アイコンが表示されている状態なら大丈夫です!
ペン入れ方法05



さあ、ペンを入れていきましょう!

1、レイヤーの確認が出来たら<レイヤーアイコン>をタップして編集画面に戻ります。
ペン入れ方法06


2、<ペンアイコン>(上下どちらのアイコンでも大丈夫です)をタップします。前回の記事の要領でペンの種類、色、太さを決めます。あいパパは、種類『ペン』、色『黒』、太さ『16px』にしました。(ここからタブレットの画面になります)
ペン入れ方法07


3、スタイラスペンを使って紙に線を描くようにペンを入れていきます。
IMG_20181124_100240


【スタイラスペンについてはこちら⇒】インスタに四コマ漫画をアップするのに必要なもの


4、編集画面で、画面を親指と人差し指でスライドして広げると拡大されます。細かい部分は下絵を拡大してペン入れをしましょう。
ペン入れ方法09



ペン入れ方法10



ペン入れした線を消す


ペン入れは失敗しても大丈夫!『やり直し』や『消しゴム』で簡単に線を消すことが出来ます。

【やり直しで消す】

1、失敗したら<やり直しアイコン>をタップすればやり直しできます。ただ、スタイラスペンを画面に付けたまま一筆書きした部分は一気に消えてしまいますので、注意が必要です。
ペン入れ方法11



【消しゴムで消す】

1、やり直しではなく、少しだけ線を消したいときには『消しゴム機能』が便利です。編集画面の<消しゴムアイコン>をタップします。(上下どちらのアイコンでも大丈夫です)
ペン入れ方法12


2、編集画面上下の『消しゴムアイコン』が光ります。消しゴムの大きさを決めるのは、ペンの太さを決めた時と同じです。『色選択バー』<数字+px>の部分を上下にスライドさせて適当な消しゴムの大きさにして使いましょう。(消しゴムは50pxぐらいの大きさが使いやすいです)
ペン入れ方法13


3、消しゴムアイコンが光っている間は、スタイラスペンが消しゴムとなります。消したい部分をなぞれば線が消えます。消しすぎてしまっても、<やり直しアイコン>をタップすれば線が復活しますのでご安心ください。
ペン入れ方法14



ペンの色を変える


ペン入れの時に違う色で線を引きたい場合があります。例えば『口』を赤にしたい時などです。

こんな時には、『色選択バー』に口の色に使う赤を登録しておくと便利です。

【色の作り方と登録方法はこちら⇒】ペン入れ前の大事な作業~ペンの種類と色と太さを決めよう!~


1、編集画面の『色選択バー』から<口の色として登録した赤>をタップします。
ペン入れ方法15


2、これで、スタイラスペンで描く線が赤になりますので、あいの口を描きます。
ペン入れ方法16



場所によってペンの太さを変える


『あいキャッチ』では、絵の外側の線は<16px>の太さのペンを使い、内側の細かい部分は<10px>程度の細い線でペンを入れています。

もちろん、絵の大きさやキャラクターによってペンの太さも変わりますが、外側の線を太く、内側の線を細く、という基本は同じにしています。
ペン入れ方法17



細かい部分のペン入れをする


大体のペン入れが出来上がったら、次は下絵を外して細かい部分を仕上げていきます。

1、編集画面から<レイヤーアイコン>をタップします。
ペン入れ方法18


2、<レイヤー2(下絵)の目アイコン>をタップします。目アイコンが消えたのを確認したら<レイヤーアイコン>をタップして編集画面に戻りましょう。
ペン入れ方法19


3、下絵が表示されなくなりました。下絵がある状態では分り難かった細部をこの状態で仕上げていきます。ペンや消しゴム、拡大機能を駆使していきましょう。
ペン入れ方法20



目などは図形機能を使う


以上でフリーハンドでのペン入れに必要な操作や作業の解説は終了です。

ただ、漫画の中にはフリーハンドでは描くのが難しい線が必要な場合があります。

例えば、今回のあいの絵では、目や肉球の『楕円』です。あるいは、建物や家具、鳥カゴなど『直線』を引きたい場合も多々ありますね

これら、フリーハンドでは難しい線の場合、『図形機能』を使うことでキレイにしかも効率的に描くことが可能となります。

次回は、その図形機能について解説します。



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ペン入れ前の大事な作業~ペンの種類と色と太さを決めよう!~

いよいよ、メディバンペイントを使って絵を描いていきましょう!

まずは、アナログで漫画を描く時と同じように、ペンで線を入れていく作業です。

絵を描くことに慣れている方は、白いキャンバスにシャーシャーッといきなりペンを入れていくこともできるかもしれませんが、あいパパはそれが出来ません。

『あいキャッチ』のペン入れ手順としては

①娘の描いた下絵を取り込む

②取り込んだ絵をなぞるようにペンを入れる

③下絵を外し細かい部分を修正する


となります。

早速ペン入れをしたいところですが、その前にペンの種類と色と太さを決める作業をします。

漫画の個性を左右する大事な作業です。


ペンの種類の選び方


1、編集画面から<パレットアイコン>をタップします。
ペン入れ01


2、『パレット編集画面』が開きます。ここに使えるペンの種類が表示されます。
ペン入れ02


3、<好きなペンの種類>を選びタップします。選んだペンが薄いグレーになるのを確認してください。
ペン入れ03


これで、ペンの種類が選べました。もう一度<パレットアイコン>をタップすると編集画面に戻ります。

パレット編集画面で表示されるペンは、それぞれで設定を変えられます。ですが、あいパパのように知識がない状態で設定を変えるのは大変です。

『あいキャッチ』では、ペンの種類は『ペン』しか使っていません。設定も変えていません。

いろいろなペンを使ってみて、あなたの感性に一番合うものを選ぶとよいでしょう。


ペンの色の選び方


1、編集画面から『色編集バー』<HSV>をタップします。
ペン入れ04


2、『色選択バー』の上の表示が『FAV』と表示されます。いくつかの色が丸く表示されますので、その中から好きな色を選びます。
ペン入れ05


これでペンの色が選べます。この色の選び方は、ペンの色の選択以外、例えば絵を塗る時の色の選び方も同じです。

その為、色選択バーの『FAV』にはあなたの漫画でよく使う色を登録しておくと非常に便利です。


色の作り方と色を登録する方法


例えば、ペン入れで『黒』を使いたいのに、色選択バーの『FAV』に黒が登録されていない場合があります。

これでは不便です。

そこで、色選択バーの『FAV』に黒を登録していきます。

1、編集画面で<パレットアイコン>をタップします。
ペン入れ01


2、『パレット編集画面』では、左上に色が編集できる『ドーナツ状のゲージ』『四角いゲージ』が表示されます。またその右側には『色選択バーのFAVに登録される色』が並んでいます。
ペン入れ06


ペン入れ07

※編集画面で色選択バーの『FAV』に表示される色の数は、スマホかタブレットによって違います。スマホでは最大10色、タブレットでは最大15色表示されます。

3、色の編集は、ドーナツ状の中にある<小さな丸>と四角の中にある<小さな丸>を指やスタイラスペンで動かして行います。
ペン入れ08


4、『黒』を作りたい場合、四角いゲージの中の<小さな丸>『四角の左下の角』に移動させるだけす。ドーナツ状の中の丸はどこにあっても関係ありません。
ペン入れ09


5、気に入った色(ここでは黒)が作れたら、右上の<+>をタップします。
ペン入れ10


6、『FAVパレット』の左上にで作った色が登録されたのを確認してください。
ペン入れ11


7、<パレットアイコン>をタップし編集画面に戻ります。『色選択バー』の『FAV』の中にで登録した色が反映されているのが分かります。
ペン入れ12


これで、自分で作った色がいつでも簡単に使えるようになります。この設定は、メディバンペイントを終了しても保存されていますのでご安心ください。

また、で行う色の編集にはある程度の慣れが必要です。

基本的には、ドーナツ状のゲージで大雑把な色を決め、四角いゲージで明るさを調整するという感じです。(専門用語が使えないのでこんな説明でスミマセン)

どう動かすとどんな色が出来るのか、楽しみながら慣れていくのが一番ですね。


ペンの太さを決める


1、編集画面の『色選択バー』の下の方に『px』という表示があるのを確認してください。『px』の前に数字が表示されていますが、これが『ペンの太さ』になります。
ペン入れ13


2、<数字+px>の部分に指またはスタイラスペンを当て上下にスライドさせると太さを変えることができます。
ペン入れ14


このペンの太さというのも絵に個性を与えてくれますね。細ければ繊細に見えるし、太ければ迫力が出せます。

あいパパもペン入れのペンの太さには結構気を使います。

ちなみに『あいキャッチ』では、10~16pxの太さでペン入れをすることが多いです。


ペン入れは個性を出す大切な要素


何度かご説明してきたように、ペンを入れていく作業は絵の個性を決定していく作業と言ってもよいかもしれません。

ペンの種類、色、太さをいろいろ試していく内に、『こんな感じがイイ!』と、あなたの感性にピッタリの条件が出来上がると思います。

それが、あなたの作る漫画の個性となっていくでしょう。

それはきっと、何回か漫画を描いていく内に決まっていくことなので、慌てて決める必要はありませんね。『あいキャッチ』も、最初の方と後の方では絵の感じが全然違いますから...

次回は、今回決めたペンで実際にペン入れをしていきましょう!



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レイヤーの操作方法3~入れ替え、名付け、フォルダー管理、複製~

前回、前々回とレイヤーの操作方法について見てきました。

【レイヤーの操作方法1】~編集するレイヤーと表示するレイヤーの違い~
【レイヤーの操作方法2】~レイヤー別に色を塗ったり絵を描き加えたりしてみよう!~


今回はレイヤー操作方法解説の最後です。

『入れ替え』『名前付け』『フォルダー管理』『複製』について解説します。


レイヤーの重ねる順番を変える


『レイヤーの基本的な仕組み』でもご説明したように、レイヤーは重ねる順番が非常に大切です。

【レイヤーの基本を優しく図解】レイヤーとはなんだ?基本的な仕組みを解説!


その順番は自由に簡単に変えることが出来ますので、その方法を解説します。


1、<レイヤーアイコン>をタップして『レイヤー管理画面』を表示します。
レイヤー操作301


2、<順番を変えたいレイヤー>をタップして、編集できる状態(色が薄くなり設定アイコンが付く状態)にします。
レイヤー操作302


3、<↑>または<↓>をタップし、レイヤーを任意の場所に移動します。
レイヤー操作303



レイヤーに名前を付ける


メディバンペイントでは、何も操作をしなければレイヤーには『レイヤー+数字』の名前が付けられていきます。

場合によっては、同じ名前のレイヤーが複数存在するような状態になることもあります。

編集作業を続けていくとレイヤーの数が多くなりますので、それぞれに任意の名前を付けた方が混乱なくミスも少なくなるでしょう。

レイヤーに名前を付ける方法を解説します。


1、『レイヤー管理画面』を表示し、<名前を変えたいレイヤー>をタップして編集できる状態にします。
レイヤー操作302


2、右の<設定アイコン>をタップします。
レイヤー操作304


3、すると、名前が打ち込める状態になるので任意の名前を付けましょう。打ち込めたら<確定>をタップして完了です。
レイヤー操作305



レイヤーのフォルダー管理


『フォルダー管理』とは、数が多くなったレイヤーを項目ごとに分けてフォルダーにまとめて管理する方法です。

レイヤーを何十枚も使用するような作品では、フォルダー管理をした方が効率が良いでしょう。


1、『レイヤー管理画面』から<+>をタップします。
レイヤー操作306


2、レイヤーに追加できるもの一覧が表示されるので<フォルダー>をタップします。
レイヤー操作307


3、すると『レイヤー管理画面』にフォルダーが出現します。
レイヤー操作308


4、<フォルダーに入れたいレイヤー>をタップし編集できる状態にします。
レイヤー操作309


5、<↑>または<↓>をタップしフォルダーのすぐ下かすぐ上に移動させます。
レイヤー操作310


6、さらに、フォルダーに向けて<↑>または<↓>を1回タップすれば、フォルダー内にレイヤーが入ります。フォルダー内に入ったレイヤーは少し右に移動します
レイヤー操作311


7、フォルダー内に入ったレイヤーは全て右に移動しますので、右に移動したレイヤーを全て合わせたものが『フォルダーの領域』となります。下の画像では、3枚のレイヤーが『フォルダー15』の中に入っている状態です。

以後、任意のレイヤーをフォルダーに出し入れしたい時には、<↑>または<↓>をタップしてこの『フォルダーの領域』に向けて移動させてください。
レイヤー操作312


さらに、フォルダーの<目アイコン>を操作することで、フォルダー内のレイヤーを一括で表示させたり消したりすることが出来るので便利です。

このように、フォルダーを作ることで、例えば四コマ漫画の1コマ分のレイヤーを1つのフォルダーにまとめて管理するといったことが出来るようになります。


レイヤーに名前を付けたりフォルダー管理することは、ミスを少なくし効率的に漫画を作成できる可能性があります。

ただ、あいパパはレイヤーの名付けもフォルダー管理もやっていません

『あいキャッチ』程度の四コマ漫画では、レイヤーの数もそれほど多くないため名付けやフォルダー管理をしなくてもあまり混乱がないからです。

色々試してみて、ご自身の作業に合った作業方法を見つけてください。


レイヤーを複製する


複製とは、1つのレイヤーからそれと全く同じレイヤーをもう1つ作る操作です。

レイヤーの名前付けやフォルダー管理は、作品によっては効率にそれほど影響がない場合があります。

ただ、『レイヤーの複製』に関しては、効率化を追求する上で非常に大切になりますのでぜひその方法を覚えてください。


1、『レイヤー管理画面』を出現させ、<複製したいレイヤー>をタップして編集状態にします。
レイヤー操作313


2、『レイヤー管理画面』右下<メニューアイコン>をタップすると『メニュー』が開きますので、<複製>をタップします。
レイヤー操作314


3、先ほど選んだレイヤーの複製がその下に作成されます。
レイヤー操作315


メディバンペイントには『自動バックアップ機能』が付いていたり、押す度に1つ前の状態に戻る『やり直し機能』が付いていますので、基本的には失敗を恐れる必要はありません。

ただ、1枚のレイヤーに対してたくさん線を付け加えたり色を加えたりしていくと、失敗した時に『やり直し機能』で戻るのが面倒な時があります。

そんな時には、あらかじめ編集前のレイヤーの複製を作っておくことですぐに始めからやり直すことが出来るわけです。

つまり、1枚のレイヤーが『ここまでは完璧に出来た』という状態になったら、その状態を保存するという意味で複製を作っておくということなんです。


さて、今回でレイヤーの基本的な操作方法の解説は終了です。

次回からいよいよ、メディバンペイントで絵を描いていきましょう!



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レイヤーの操作方法2~レイヤー別に色を塗ったり絵を描き加えたりしてみよう!~

前回は『編集するレイヤー』と『表示するレイヤー』の違いを解説しました。

【レイヤーの編集と表示の違いを解説】レイヤーの操作方法1~編集するレイヤーと表示するレイヤーの違い~


画像や文章だけでは、その違いを理解するのは難しいですね。

そこで今回は、簡単な絵を題材にして、より実践的にレイヤーの表示と編集の使い分けを見ていきましょう!

とっても便利なレイヤー。使い方を覚えてしまえば、マンガの制作も格段に速くなりますよ!

【まだの方はこちらの記事から】レイヤーとはなんだ?基本的な仕組みを解説!


1枚のレイヤーだけ色を変える


こちらの絵は3枚のレイヤーを使って描きました(毎度単純な絵で恐縮です)
レイヤー操作201


構造は以下のようになっています。
レイヤー操作202


例えば、この絵の空をもっと濃い青色に変えたい場合は、レイヤー1(空レイヤー)だけ『編集と表示』の設定にします。

レイヤー1のみ色が薄くなり<設定アイコン>(ギヤのマーク)が表示され、さらに<目アイコン>が光っていますね。
レイヤー操作203


この状態だと『編集画面』では以下のようにレイヤー1のみ表示され、さらに編集できるのもこのレイヤー1だけになります。
レイヤー操作208


ここで、レイヤー1の空(そら)レイヤーの色を濃い青色に塗り替えてみましょう。

1、1度に広い面積を塗る時には<バケツ>が便利です。『編集画面』の上部のメニューから<バケツアイコン>をタップします。アイコンの色が変わったことを確認してください。
レイヤー操作209


2、左側に縦長の『色選択バー』があります。その上部の英字をタップする度に『HSV』と『FAV』の文字が繰り返し表示されますので、ここでは『FAV』の状態にします。
レイヤー操作204


3、すると、編集画面でいま使える色が数種類出てきますので、その中から<濃い青色の丸>をタップします。すると<濃い青色の丸>が少し大きくなります。
レイヤー操作205


4、この状態で、『編集画面』のレイヤー1(空レイヤー)の薄い青色部分をタップすると、バッと一瞬でレイヤー全体が濃い青色に変わります。
レイヤー操作210


5、<レイヤーアイコン>をタップして『レイヤー管理画面』を開き、全てのレイヤーの<目アイコン>を白く光らせて3枚すべてのレイヤーを表示させましょう。すると、以下のようにちょっと夜っぽい絵になる訳です。
レイヤー操作207



1枚のレイヤーだけ絵を加える


今度は、家に煙突を付けてみましょう。

この絵では、家は空よりも山よりも手前になりますからレイヤー3(家レイヤー)『レイヤー管理画面』で一番上になっています。
レイヤー操作211


つまり、1番上になる絵が描かれているレイヤーは『レイヤー管理画面』でも1番上に、1番下になる絵が描かれているレイヤーは『レイヤー管理画面』でも1番下になり、描かれる絵の重なる上下関係と『レイヤー管理画面』でのレイヤーの上下関係は必ず一致していることになります。

さてここでは、家に煙突を描き加えたいので、編集するレイヤーはレイヤー3(家レイヤー)ですね。

1、『レイヤー管理画面』で、レイヤー3(家レイヤー)のみ『編集と表示』の状態にします。
レイヤー操作212


2、<レイヤーアイコン>をタップし『編集画面』に戻り煙突を描き込みました。(描き方については別に記事で詳しく解説します)
レイヤー操作213


3、『レイヤー管理画面』を開き、全てのレイヤーの<目アイコン>を白く光らせて3枚すべてのレイヤーを表示させましょう。すると、以下のような絵が完成しました。
レイヤー操作214

背景の絵には全く影響を与えずに、煙突を簡単に描き加えることが出来ました。


このように、色を塗ったり絵を描いたり出来る『編集するレイヤー』は常に1枚だけとなります。

一方で

『表示するレイヤー』は何枚でも選べるため、表示させたり隠したりしながら全体のバランスを見て絵を完成させていきましょう。


編集と表示を常に把握しよう!


あいパパもいまだにやらかしてしまうのですが...

一所懸命に線を描いたり色を塗ったりしていたのが自分が編集したいレイヤーと違っていて、別のレイヤーを台無しにしてしまうという...

絵を描く場合は、今どのレイヤーが編集できる状態か、どのレイヤーが表示されているのかを必ず把握してから作業を進めましょう!

ただ、もちろん失敗してもやり直しはいくらでも出来ます。

編集画面左下の<やり直しアイコン>を1回タップする毎に1つずつ前の状態に戻すことが出来るので、たとえ失敗したとしても全く問題ありません。
レイヤー操作215


ここが、デジタルの便利なところですよね!



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レイヤーの操作方法1~編集するレイヤーと表示するレイヤーの違い~

前回の記事でレイヤーの基本的な仕組みをご理解いただけたでしょうか?

【レイヤーの基本を優しく図解】レイヤーとはなんだ?基本的な仕組みを解説!


今回の記事では、実際にメディバンペイントの中でレイヤーをどうやって操作していくかについて見ていきましょう。

基本的な仕組みが分かっていれば操作はそれほど難しくありませのでご安心ください。


編集するレイヤーを選ぶ方法


『編集するレイヤー』とは、メディバンペイントの編集画面で線を描いたり色を塗ったりすることができるレイヤーのことです。

レイヤーを何枚も使う絵であっても『編集するレイヤー』はその中から1枚しか選べません。

『編集するレイヤー』の選択方法を解説します。

1、編集画面右下の<レイヤーアイコン>をタップします。
取り込み10


2、『レイヤー管理画面』が開き、保存されているレイヤーが表示されます。その中から<編集するレイヤー>をタップします。ここでは、この前カメラで取り込んだ犬の下絵(レイヤー2)を編集するとして操作を進めます。
レイヤー操作01


3、タップしたレイヤーの色が薄くなり右に<設定アイコン>が現れたのを確認してください。このレイヤーが編集画面で編集できる唯一のレイヤーとなります。
レイヤー操作02


これで『編集するレイヤー』が選べました。あとは、もう1度<レイヤーアイコン>をタップすると編集画面に戻ります。

簡単でしたね。でも、ここで注意して頂きたいことがあるんです!

上記のような手順で『編集するレイヤー』を選んだとしてもそれが必ずしも編集画面に表示されるとは限らないということです。

例えば、下のレイヤー管理画面では、犬の下絵の<レイヤー2>が薄くなっていて設定アイコンも出現している為、編集するレイヤーとして選ばれていることが分かります。
レイヤー操作03


ところが、実際に編集画面に戻ると、選んだレイヤーは表示されていません。
レイヤー操作04


これはどういうことかと言うと...

『編集するレイヤー』と『表示するレイヤー』は別の操作で選ぶ

ということです。

『編集するレイヤー』とは別に『編集画面に表示させるレイヤー』も別の操作で選んでいかなければならないということなんです。


表示するレイヤーを選ぶ方法


1、編集画面から<レイヤーアイコン>をタップします。
取り込み10


2、『レイヤー管理画面』から編集画面で表示させたいレイヤーの<目アイコン>をタップします。
レイヤー操作05


3、タップするとレイヤーの<目アイコン>が光ります。
レイヤー操作06


これで犬の下絵(レイヤー2)が『編集画面に表示するレイヤー』として選択できました。もう1度<レイヤーアイコン>をタップして編集画面に戻りましょう。

すると今度は、無事に編集したい犬の下絵が編集画面に表示されました。
レイヤー操作07


実際の編集作業では、『編集するレイヤー』を編集画面上に表示させなければ作業を進めることは出来ません。自分の描いた絵を見ずに作業を進めるのは不可能ですからね。

つまり、『編集するレイヤー』の<目アイコン>は必ず光っている状態にする必要があるわけです。


編集するレイヤーと表示するレイヤーの違い


メディバンペイントの編集画面上で線を描いたり色を塗ったりできるレイヤーは、基本的に1枚だけです。

つまり『編集するレイヤー』は1枚しか選べません

一方。

『表示するレイヤー』は何枚でも選べます。<目アイコン>が光っているレイヤーは全て編集画面に表示されることになります(隠れて見えない場合もありますが)


メディバンペイントで絵を描く場合、今どのレイヤーを編集しているのか、どのレイヤーが表示されているのかを必ず把握しながら作業を進めましょう!


次回は、実際に絵を使ってより実践的な操作方法、さらに便利なレイヤーの使い方を解説します。



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