前回、フリーハンドでのペン入れの方法をご説明しました。

【ペン入れのやり方はこちら⇒】下絵を使ったペン入れのコツと消しゴム機能を使った修正方法


『あいキャッチ』に登場するのは人物や動物が主ですから、ペン入れはフリーハンドだけで大丈夫な感じもしますが、実は直線や四角や円などの図形もよく使います。

直線は、建物や人工物。特に、鳥カゴは平行線を何本も引かなければなりません。

四角や円は、目や頬っぺた。目は円や楕円ですし、目の中の光は四角で描いています。

※図形を使った例(鳥カゴ・オカメインコの頬っぺたと目)
図形定規01


直線や四角や円などが描ける『図形機能』を覚えると、描けるものが多くなり、さらに効率もアップします。

ぜひ図形の描き方を覚えましょう!


図形の描き方


ここでは『図形機能』の中から

『直線の描き方』
『四角の描き方』
『円の描き方』


を解説します。今回は動画も入れてみましたので参考にしてください。


【直線の描き方】

1、編集画面の一番上『メニューバー』より<図形アイコン>をタップします。
※図形アイコンは前の作業の状態によって絵が四角だったり円だったりします。消しゴムアイコンの右横にあるのが図形アイコンです。
図形定規02


2、図形アイコンが隠れている場合は、『メニューバー』をスライドさせてください。
図形定規03


3、『図形メニュー』が開くので<直線アイコン>をタップします。
図形定規04


4、『色選択バー』<FAV>の中から線の色を選びタップし、<数字+px>をスライドさせて線の太さを決めます。
図形定規13

※ペンの色の作り方や太さの決め方については下の記事を参考にしてください。

【お気に入りの色を登録して効率アップ!⇒】ペン入れ前の大事な作業~ペンの種類と色と太さを決めよう!~


これで、スタイラスペンで適当に描いた線が全てきれいな直線に描かれます。

直線を引く動画




【四角の描き方】

1、編集画面の上の『メニューバー』より<図形アイコン>をタップします。
図形定規02


2、『図形メニュー』から<四角アイコン>をタップし、『色選択バー』<線の色と太さ>を決めます。
図形定規05


四角の描き方は、最初にスタイラスペンを置いた場所が四角の1つの角になり、スタイラスペンを動かした先が対角線上の角になります。

四角を描く動画




【円の描き方】

1、編集画面の上の『メニューバー』より<図形アイコン>をタップします。
図形定規02


2、『図形メニュー』から<円アイコン>をタップし、『色選択バー』<線の色と太さ>を決めます。
図形定規06


円の描き方は、最初にスタイラスペンを置いた場所から円を引っ張るようにして描きます。楕円を含めいろいろな円が描けますが、少し慣れが必要でしょう。

円を描く動画




ベタ塗り図形の描き方


これまで解説してきたのは図形の外側の線のみを描く方法です。

ですから、上記の方法で描いた四角や円に色を塗りたい場合は、『バケツアイコン』を使うなどして後から着色しなければなりません。

もし図形をベタ塗りするのであれば、図形を描いた時点ですでに色が塗られている『ベタ塗り図形』を使うのが便利です。

1、編集画面の上の『メニューバー』から<ベタ塗り図形アイコン>をタップします。
図形定規07


2、『図形メニュー』が開きますので、<描きたい図形>を選びタップします。
図形定規08


3、図形の色を『色選択バー』<FAV>の中からタップして選びます。
図形定規09


あとは、四角や円を描く時と同じ要領でスタイラスペンを操作すれば、ベタ塗りされた図形を描くことが出来ます。

ベタ塗り図形を描く動画




平行線や直角に交わる線の描き方


『図形機能』でキレイな直線を描けたとしても、平行線や直角に交わる線を描くのはやはり難しいです。

そんな時は『定規機能』を使ってみましょう。

非常に簡単に平行線や直角に交わる線が描けるんです!


1、編集画面の上の『メニューバー』より<ペンアイコン>をタップします。
図形定規10


2、『定規メニュー』から<平行・直角線アイコン>をタップし、『色選択バー』<線の色と太さ>を決めます。
図形定規11


これで、描く線が全て平行線か直角に交わる線となります。

平行線・直角に交わる線を描く動画



3、定規機能を解除する時には、『定規メニュー』から<off>をタップします。
図形定規12



図形機能はとっても便利!


もちろん、さまざまな漫画の形態がありますから、全ての漫画に図形機能が必要という訳ではないでしょう。

ただ、図形機能を覚えると描ける絵がグッと広がるのも確かです。

直線1つ取っても、フリーハンドではキレイに描くのは至難の業です。ぜひ図形機能を覚えて効率よく仕上げていきましょう!

次回は、いよいよ色塗りに入っていきます!


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