インスタに四コマ漫画をアップする方法~メディバンペイントの使い方~

四コマ漫画『あいキャッチ』の運営者<あいのパパ>です。知識ゼロからメディバンペイントの使い方を勉強し漫画を描いています。四コマ漫画を作成しインスタにアップするまでの方法を手順に沿って解説していきます。

メディバンペイントのペン入れ

下絵を使ったペン入れのコツと消しゴム機能を使った修正方法

前回、漫画の個性を決める大切なペンの種類・色・太さを決めていきました。

今回は、そのペンを使って実際に線を描いていきましょう!

【まだの方はこちらも参考に⇒】ペン入れ前の大事な作業~ペンの種類と色と太さを決めよう!~


下書きをカメラで取り込む


『あいキャッチ』でのペン入れは、まず娘の下書きをタブレットのカメラを使ってメディバンペイントに取り込んでから行います。

その手順は以前の記事を参考にしてください。

【下書きを取り込む方法はこちら⇒】カメラ機能を使って下書きを取り込もう!


カメラでの取り込みが成功すると、下のような状態になります。赤線で囲ったレイヤーが取り込んだ下書きです。これを下絵にして作業を進めます。
取り込み09


ただ、この状態のままでは、レイヤーの順番が

上:カメラで取り込んだ下絵(レイヤー2)

下:ペン入れをするキャンバス(レイヤー1)


となってしまい、下絵の方が上になってしまいますね。レイヤーの順番を変えて下絵をキャンバスの下に持っていきましょう。

【レイヤーの入れ替えの方法はこちら⇒】レイヤーの操作方法3~入れ替え、名付け、フォルダー管理、複製~


詳細は上記のリンク先の記事に書きましたが、ここで簡単にレイヤーの入れ替えを復習します。

1、『レイヤー管理画面』<レイヤー2>をタップします。すると、選んだレイヤーが薄いグレーになり設定アイコンが表示されます。
ペン入れ方法02


2、あとは、<↓>をタップし、レイヤー2をレイヤー1の下に移動させます。
ペン入れ方法03


3、順番が入れ替わったら、<ペン入れしたいレイヤー1>をタップします。レイヤー1が薄いグレーになり設定アイコンが表示されたことを確認してください。
ペン入れ方法04


これで、レイヤーの順番が

上:ペン入れをするキャンバス(レイヤー1)

下:カメラで取り込んだ下絵(レイヤー2)


となり、それぞれ適正な位置になりました。ペン入れの準備が完了です。

【レイヤーがよく分からない方はこちら⇒】レイヤーとはなんだ?基本的な仕組みを解説!


ペン入れ


ペン入れの前に、もう1度レイヤーの状態を確認しましょう!

これを怠ると『せっかくペン入れしたのにキャンバスに描かれてない!』なんて事故が発生します。(あいパパもいまだにやっちゃいます...)

下の画像のように、レイヤー1,2ともに目アイコンが光り、レイヤー1が薄いグレー設定アイコンが表示されている状態なら大丈夫です!
ペン入れ方法05



さあ、ペンを入れていきましょう!

1、レイヤーの確認が出来たら<レイヤーアイコン>をタップして編集画面に戻ります。
ペン入れ方法06


2、<ペンアイコン>(上下どちらのアイコンでも大丈夫です)をタップします。前回の記事の要領でペンの種類、色、太さを決めます。あいパパは、種類『ペン』、色『黒』、太さ『16px』にしました。(ここからタブレットの画面になります)
ペン入れ方法07


3、スタイラスペンを使って紙に線を描くようにペンを入れていきます。
IMG_20181124_100240


【スタイラスペンについてはこちら⇒】インスタに四コマ漫画をアップするのに必要なもの


4、編集画面で、画面を親指と人差し指でスライドして広げると拡大されます。細かい部分は下絵を拡大してペン入れをしましょう。
ペン入れ方法09



ペン入れ方法10



ペン入れした線を消す


ペン入れは失敗しても大丈夫!『やり直し』や『消しゴム』で簡単に線を消すことが出来ます。

【やり直しで消す】

1、失敗したら<やり直しアイコン>をタップすればやり直しできます。ただ、スタイラスペンを画面に付けたまま一筆書きした部分は一気に消えてしまいますので、注意が必要です。
ペン入れ方法11



【消しゴムで消す】

1、やり直しではなく、少しだけ線を消したいときには『消しゴム機能』が便利です。編集画面の<消しゴムアイコン>をタップします。(上下どちらのアイコンでも大丈夫です)
ペン入れ方法12


2、編集画面上下の『消しゴムアイコン』が光ります。消しゴムの大きさを決めるのは、ペンの太さを決めた時と同じです。『色選択バー』<数字+px>の部分を上下にスライドさせて適当な消しゴムの大きさにして使いましょう。(消しゴムは50pxぐらいの大きさが使いやすいです)
ペン入れ方法13


3、消しゴムアイコンが光っている間は、スタイラスペンが消しゴムとなります。消したい部分をなぞれば線が消えます。消しすぎてしまっても、<やり直しアイコン>をタップすれば線が復活しますのでご安心ください。
ペン入れ方法14



ペンの色を変える


ペン入れの時に違う色で線を引きたい場合があります。例えば『口』を赤にしたい時などです。

こんな時には、『色選択バー』に口の色に使う赤を登録しておくと便利です。

【色の作り方と登録方法はこちら⇒】ペン入れ前の大事な作業~ペンの種類と色と太さを決めよう!~


1、編集画面の『色選択バー』から<口の色として登録した赤>をタップします。
ペン入れ方法15


2、これで、スタイラスペンで描く線が赤になりますので、あいの口を描きます。
ペン入れ方法16



場所によってペンの太さを変える


『あいキャッチ』では、絵の外側の線は<16px>の太さのペンを使い、内側の細かい部分は<10px>程度の細い線でペンを入れています。

もちろん、絵の大きさやキャラクターによってペンの太さも変わりますが、外側の線を太く、内側の線を細く、という基本は同じにしています。
ペン入れ方法17



細かい部分のペン入れをする


大体のペン入れが出来上がったら、次は下絵を外して細かい部分を仕上げていきます。

1、編集画面から<レイヤーアイコン>をタップします。
ペン入れ方法18


2、<レイヤー2(下絵)の目アイコン>をタップします。目アイコンが消えたのを確認したら<レイヤーアイコン>をタップして編集画面に戻りましょう。
ペン入れ方法19


3、下絵が表示されなくなりました。下絵がある状態では分り難かった細部をこの状態で仕上げていきます。ペンや消しゴム、拡大機能を駆使していきましょう。
ペン入れ方法20



目などは図形機能を使う


以上でフリーハンドでのペン入れに必要な操作や作業の解説は終了です。

ただ、漫画の中にはフリーハンドでは描くのが難しい線が必要な場合があります。

例えば、今回のあいの絵では、目や肉球の『楕円』です。あるいは、建物や家具、鳥カゴなど『直線』を引きたい場合も多々ありますね

これら、フリーハンドでは難しい線の場合、『図形機能』を使うことでキレイにしかも効率的に描くことが可能となります。

次回は、その図形機能について解説します。



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ペン入れ前の大事な作業~ペンの種類と色と太さを決めよう!~

いよいよ、メディバンペイントを使って絵を描いていきましょう!

まずは、アナログで漫画を描く時と同じように、ペンで線を入れていく作業です。

絵を描くことに慣れている方は、白いキャンバスにシャーシャーッといきなりペンを入れていくこともできるかもしれませんが、あいパパはそれが出来ません。

『あいキャッチ』のペン入れ手順としては

①娘の描いた下絵を取り込む

②取り込んだ絵をなぞるようにペンを入れる

③下絵を外し細かい部分を修正する


となります。

早速ペン入れをしたいところですが、その前にペンの種類と色と太さを決める作業をします。

漫画の個性を左右する大事な作業です。


ペンの種類の選び方


1、編集画面から<パレットアイコン>をタップします。
ペン入れ01


2、『パレット編集画面』が開きます。ここに使えるペンの種類が表示されます。
ペン入れ02


3、<好きなペンの種類>を選びタップします。選んだペンが薄いグレーになるのを確認してください。
ペン入れ03


これで、ペンの種類が選べました。もう一度<パレットアイコン>をタップすると編集画面に戻ります。

パレット編集画面で表示されるペンは、それぞれで設定を変えられます。ですが、あいパパのように知識がない状態で設定を変えるのは大変です。

『あいキャッチ』では、ペンの種類は『ペン』しか使っていません。設定も変えていません。

いろいろなペンを使ってみて、あなたの感性に一番合うものを選ぶとよいでしょう。


ペンの色の選び方


1、編集画面から『色編集バー』<HSV>をタップします。
ペン入れ04


2、『色選択バー』の上の表示が『FAV』と表示されます。いくつかの色が丸く表示されますので、その中から好きな色を選びます。
ペン入れ05


これでペンの色が選べます。この色の選び方は、ペンの色の選択以外、例えば絵を塗る時の色の選び方も同じです。

その為、色選択バーの『FAV』にはあなたの漫画でよく使う色を登録しておくと非常に便利です。


色の作り方と色を登録する方法


例えば、ペン入れで『黒』を使いたいのに、色選択バーの『FAV』に黒が登録されていない場合があります。

これでは不便です。

そこで、色選択バーの『FAV』に黒を登録していきます。

1、編集画面で<パレットアイコン>をタップします。
ペン入れ01


2、『パレット編集画面』では、左上に色が編集できる『ドーナツ状のゲージ』『四角いゲージ』が表示されます。またその右側には『色選択バーのFAVに登録される色』が並んでいます。
ペン入れ06


ペン入れ07

※編集画面で色選択バーの『FAV』に表示される色の数は、スマホかタブレットによって違います。スマホでは最大10色、タブレットでは最大15色表示されます。

3、色の編集は、ドーナツ状の中にある<小さな丸>と四角の中にある<小さな丸>を指やスタイラスペンで動かして行います。
ペン入れ08


4、『黒』を作りたい場合、四角いゲージの中の<小さな丸>『四角の左下の角』に移動させるだけす。ドーナツ状の中の丸はどこにあっても関係ありません。
ペン入れ09


5、気に入った色(ここでは黒)が作れたら、右上の<+>をタップします。
ペン入れ10


6、『FAVパレット』の左上にで作った色が登録されたのを確認してください。
ペン入れ11


7、<パレットアイコン>をタップし編集画面に戻ります。『色選択バー』の『FAV』の中にで登録した色が反映されているのが分かります。
ペン入れ12


これで、自分で作った色がいつでも簡単に使えるようになります。この設定は、メディバンペイントを終了しても保存されていますのでご安心ください。

また、で行う色の編集にはある程度の慣れが必要です。

基本的には、ドーナツ状のゲージで大雑把な色を決め、四角いゲージで明るさを調整するという感じです。(専門用語が使えないのでこんな説明でスミマセン)

どう動かすとどんな色が出来るのか、楽しみながら慣れていくのが一番ですね。


ペンの太さを決める


1、編集画面の『色選択バー』の下の方に『px』という表示があるのを確認してください。『px』の前に数字が表示されていますが、これが『ペンの太さ』になります。
ペン入れ13


2、<数字+px>の部分に指またはスタイラスペンを当て上下にスライドさせると太さを変えることができます。
ペン入れ14


このペンの太さというのも絵に個性を与えてくれますね。細ければ繊細に見えるし、太ければ迫力が出せます。

あいパパもペン入れのペンの太さには結構気を使います。

ちなみに『あいキャッチ』では、10~16pxの太さでペン入れをすることが多いです。


ペン入れは個性を出す大切な要素


何度かご説明してきたように、ペンを入れていく作業は絵の個性を決定していく作業と言ってもよいかもしれません。

ペンの種類、色、太さをいろいろ試していく内に、『こんな感じがイイ!』と、あなたの感性にピッタリの条件が出来上がると思います。

それが、あなたの作る漫画の個性となっていくでしょう。

それはきっと、何回か漫画を描いていく内に決まっていくことなので、慌てて決める必要はありませんね。『あいキャッチ』も、最初の方と後の方では絵の感じが全然違いますから...

次回は、今回決めたペンで実際にペン入れをしていきましょう!



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